キューブスクエア展 作品紹介その4

南川茂樹『WAFFLE STOOL ミニマム』
南川茂樹『WAFFLE STOOL ミニマム』

木工デザインで活躍されている南川茂樹さんの作品は、

日本の伝統的な文様や装飾に通ずる、シンプルな構造と最小限に抑えられた装飾性が魅力です。

このスツールはヒノキの間伐材を利用しています。

ここで使われた木も、どこかの森を豊かに育てるために伐採されたものです。

 

会場にはもう1点からくりの作品があります。こちらも動きの仕掛け自体を楽しめるものになっています。

 

山口千恵子『チェック・黄』
山口千恵子『チェック・黄』

イラストレーターの山口千恵子さんの作品は、白い壁に爽やかに輝く色彩が魅力的です。

これは実は日本画です。黒い線や具体的なカタチがありませんが、

日本画のイメージを覆す、ポップで明るい作品を制作し続けています。

日本画で使われる岩絵の具はとても色が美しいのですが、

油絵などのように途中での構図の変更ができないので、構図や使う色をあらかじめ決めておく必要があります。

 

近くに寄ると、絵の具の粒子も見えます。岩絵の具の発色そのものを会場で味わってみてください。

 

 

 

 

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